炬燵の中でゲーム三昧

ゲームのプレイ雑記やあれこれ

OPUS 魂の架け橋 その1

 『OPUS 魂の架け橋』(Nintendo Switch 版)を前作に引き続きプレイ中です(前情報によると、同じタイトルを冠しているものの両作に繋がりはないらしい?)。なんとなく世間では、「OPUS 地球計画」よりもこちらの方が評判が良さげな雰囲気ですが、1 時間半くらいプレイした個人的なファーストインプレッションとしては、前作の方がきれいにまとまっていて好きだなぁ。最後までプレイしてみないと分かりませんが。

 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意下さい。

 

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OPUS 地球計画 その2

 『OPUS 地球計画』、サブミッション、サブストーリー含めてフルコンプしました!メインストーリークリア後は、エンディングをもう一度体験できる「ノーマルモードと、探索に集中できる「フリーモード」の二種類を遊ぶことができ、フリーモードでサブ要素をこつこつプレイしていました。フルコンプまで 3 時間 40 分ほど。やりこみ自体もサクサク終わるので、メインストーリーの余韻の冷めない内にプレイしきることができました。

 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますのでご注意下さい。

 

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OPUS 地球計画 その1

 『OPUS 地球計画』(Nintendo Switch 版)、低価格(Switch、DL 版なら 500 円!)ながら評判の良いインディーズゲームで、雰囲気が良さげだったので、購入、プレイしました。

 広大な宇宙の中で地球を探すゲーム。温かみのあるイラスト・キャラクターと美しい宇宙、こだわりの BGM と想像力を掻き立てる余白のある物語が良かったです。ただ、良くも悪くも雰囲気ゲーなので、評判の良さからちょっと期待値を上げすぎたかも……というのが正直な感想です。とはいえ、間違いなく値段以上のクオリティはあり、ストーリークリアだけなら 1、2 時間でさっくり遊べるので、気軽に楽しめます。

 

 

※ 以下、ネタバレが含まれますので、ご注意ください。

 

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Tlicolity Eyes -twinkle showtime- その3(Vol. 2 ユウ、コウ)

 『Tlicolity Eyes -twinkle showtime-』、Vol. 3 クリア&フルコンプしました。コウを演じられているのが松岡禎丞さんということで楽しみにしていたのですが、木村良平さんの演じられているユウも滅茶苦茶良くて、もう Vol. 3 だけでこのゲームをプレイして良かった……。もともと乙女ゲームというジャンルでは、声優さんの占めるウェイトが大きいと思うのですが、こういうシナリオ薄めのゲームだとなおさら重要だなぁとしみじみ。

 一通りプレイして、粗を探そうと思えばいくらでも見つかるゲームではあるのですが、ちょっぴりファンタジーな世界観でさっくり楽しめる三角関係恋愛コメディというコンセプトがはっきりしていて、良い意味で公式サイトなどの情報から期待していた通りのゲームになっていて、個人的には大満足でした。

 プレイ後のキャラクターの印象は、
攻略対象:ユウ>コウ>>チヒロ≧ワタル>マサト>ヨウスケ
主人公:桜>葵>棗

 

Tllicolity Eyes -twinkle showtime-  Switch

Tllicolity Eyes -twinkle showtime- Switch

  • 発売日: 2019/07/18
  • メディア: Video Game
 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意下さい。

 

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幻想マネージュ 感想

幻想マネージュ』(Nintendo Switch / iOS)
LOVE & ART(MAGES)
CERO B 

幻想マネージュ - Switch

幻想マネージュ - Switch

  • 発売日: 2020/01/30
  • メディア: Video Game
 

 

- 満足度:★☆ 1.5

- 総評:★★☆ 2.5

- シナリオ:★★ 2.0
- キャラクター:★★☆ 2.5
- イラスト:★★★ 3.0
- システム:★★★ 3.0

良かった点
幻想的な雰囲気と世界観、世界観に合った UI

悪かった点
シナリオ・キャラクター描写が薄い、エヴァイユシステムが面倒、メッセージウィンドウ開閉時のエフェクトがストレス

購入動機
たまたまセールで見かけて安かったから……

プレイ状況
Switch 版で、ヒューゴ、セルジュ、クリエ、リヨンルートをクリア 

プレイ時間
共通ルートが約 3 時間、個別ルートが各 3、4 時間

作品情報

幻想マネージュ』は 2020 年に LOVE&ART により発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲームで、選択肢と、独自のエヴァイユシステム(星を集めるミニゲーム)によりシナリオが分岐するノベルアドベンチャーゲームです。シナリオは雨宮うたさん、ササキムリさん、藤谷燈子さん、イラストは Meij さんが担当されているようです。キャストは、
- ヒューゴ:羽多野渉
- セルジュ:梅原裕一郎
- クリエ:下野紘
- リヨン:鈴木裕斗
- ルシオール:白井悠介
- アルノー:阿部敦

物語

 舞台はフランスの国境付近の街ブランブール。主人公エマ(名前変更可)は、ブランブールにやってきた移動遊園地「レーヴ」に行った先で、レーヴの園長であるヒューゴから、レーヴのスタッフは魔法でレーヴに囚われていること、そして彼らを助けられるのは魔女であるエマだけであることを告げられます。エマはレーヴのみんなを助けるために、レーヴでスタッフとして働く傍ら、魔法の修行に励むこととなります。レーヴのスタッフたちと交流しながら魔法の修行を進めていくエマですが、果たして彼らを救うことができるのか、といった物語となっています。

 

 以下、未クリアでの感想となりますので、ご注意下さい。

幻想的な雰囲気と世界観

 移動遊園地レーヴが舞台となっているだけあり、幻想的で夢のような雰囲気が魅力的なゲームです。ゲームの UI や背景も、世界観に合わせた、星をモチーフとしたパステル調に統一されており、幻想的で可愛らしいものとなっています。また、世界観の骨子も練り込まれており、遊園地を舞台とした夢の中のような雰囲気とのギャップも良かったです。

個人的に気になった部分

 正直、気になる部分の方が多かったゲームでした。

 まず、システム面では、テキストウィンドウの開閉時に毎回エフェクトが入るため、ゲームのテンポが阻害されます。エフェクト一回の時間はそれほど長くはありませんが、テキストを読み進めていくというノベルゲームの性質上、頻繁にエフェクトが挟まれるため、ストレスを感じました。このゲーム独自のエヴァイユシステムについてもいまいち面白いと思えませんでした。画面内の星を集めるミニゲームで、エマの魔法習熟度にかかわってくるのですが、単に星を集めるだけで回数も多いので基本スキップしていました(スキップをしてもシナリオに影響がないので、余計に存在意義が分からず……)。スティック操作だと操作感が悪いのも難点。

 また、シナリオが全体的に薄く、世界観の骨子は良いのに、それが生かされていないように感じたのが残念です。ルートによっては面白く感じられる部分もあったのですが、主人公のエマが 17 歳の少女ということもあり、彼女の行動がやや幼さを感じさせるのもシナリオの薄さに拍車をかけていたように思います。キャラクターも良く言えば王道、悪く言えばありきたりで、掘り下げも控えめなのでどこか物足りない、中途半端な感じでした。

まとめ

 セールにつられてノリと勢いで購入したのが悪いのですが、驚くほど自分に合わなかったです。シナリオ・キャラクターの描写が全体的に薄いため、物語を楽しむことも、キャラ萌えすることも出来ず。乙女ゲームだけあって声優さんの演技は良いのですが、地の文や主人公のモノローグが多く、声優さんの演技が堪能できる部分が少なめなのも難点。結局フルコンプする前にプレイを断念してしまいました。遊園地を舞台とした幻想的な雰囲気と世界観は良いので刺さる人には刺さると思うのですが……。iOS でも配信されており、エヴァイユシステムもタッチ操作向きのスマホゲーム的なミニゲームになっているので、スマホで片手間にプレイするには良いのかもしれません。体験版がダウンロードできるようなので、気になる方は、そちらをまずプレイしてみるのが良いかと思います。

 

 ※ 以下、ネタバレありの個人的な感想です。

 

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幻奏喫茶アンシャンテ 感想

幻奏喫茶アンシャンテ』(Nintendo Switch)
オトメイト(アイディアファクトリー) 

幻奏喫茶アンシャンテ - Switch

幻奏喫茶アンシャンテ - Switch

  • 発売日: 2019/10/10
  • メディア: Video Game
 

 

- 満足度:★★★★☆ 4.5

- 総評:★★★★☆ 4.5

- シナリオ:★★★★ 4.0
- キャラクター:★★★★★ 5.0
- イラスト:★★★★★ 5.0
- 音楽:★★★★☆ 4.5
- システム:★★★★ 4.0

良かった点
王道で熱い展開、サブキャラクター含め個性的で魅力あるキャラクター、美麗なグラフィックと雰囲気に合った BGM

悪かった点
序盤のテンポがやや悪い、恋愛過程の描写が薄い、ご都合主義感的な展開がある

購入動機
イラストが綺麗だったのと、人外との恋愛が楽しめると聞いて

プレイ状況
エンディング・CG フルコンプ

プレイ時間
共通ルートが約 10 時間、個別ルートが各 4 ~ 6 時間、フルコンプに 40 ~ 50 時間

作品情報

幻奏喫茶アンシャンテ』は 2019 年にオトメイトにより発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲームで、選択肢によって分岐していく、シンプルなノベルアドベンチャーゲームです。シナリオは中山智美さん、小縞なおさん、吉村りりかさん、佐々木麿さん、イラストはユウヤさんが担当されているようです。キャストは、
- ミシェル・アレックス:赤羽根健治
- カヌス・エスパーダ:梅原裕一郎
- イル・ファド・デ・リエ:石川界人
- イグニス・カリブンクルス:小野友樹
- 凛堂香:諏訪部順一

物語

 舞台は現代日本。主人公である琴音(名前変更可)が、祖父の経営していた喫茶店アンシャンテを継ぎ、アンシャンテに通う常連たちと交流し、仲を深めていく恋愛アドベンチャーゲームです。喫茶アンシャンテの常連たちは一人を除いて全員人外、魔王に天使、魔獣に首なしデュラハンと個性的なメンバーたち。彼らと交流していく中でどのような物語が紡がれていくのか……、といった内容となっています。

 

 以下、ネタバレには配慮していますが、どういった雰囲気のゲームかについては言及していますので、気になる方はご注意下さい。

王道で熱いシナリオと魅力的なキャラクター

 『幻奏喫茶アンシャンテ』は、攻略対象が一人を除いて人外、中には顔のない攻略対象もいるという、恋愛アドベンチャーゲームとしては一見かなり色物なのですが、実際には、各攻略対象たちが自身の抱える問題を主人公とともに乗り越え、絆を深めていくという王道で熱いシナリオが展開されるため、シナリオとしては結構万人受けするのではないかと思います。ゲームは共通ルートと個別ルートに分かれていて、攻略対象によっては恋愛感情というよりも親愛感情では?と思うシナリオもあり、恋愛感情を抱くに至る過程の描写は全体的に薄く感じましたが、主人公と仲を深めていく過程が丁寧に描写されているため、個人的には気になりませんでした。ただ、やはり攻略対象が人間じゃないという点が受け入れ難い人はいるかと思いますので、そこはご注意を。また、もう一つ注意点として、ゲームのパッケージや公式サイトのほんわかした雰囲気に反して、バトルや暴力的なシーンが含まれます。このゲーム、CERO C なのですが、ほぼ間違いなく流血、暴力シーンが原因です。とはいえ、あくまでベースは恋愛アドベンチャーで、そういった描写は控えめなので、バトル系の漫画(あまり詳しくないですが、鬼滅の刃や東京喰種辺り)が読めるのであれば問題ない範囲であるかなと思います。

 こういったシナリオを引き立てているのが、魅力的なキャラクターたち。攻略対象であるアンシャンテの常連メンバーは、美麗なイラストも相まって、個性的で、とても魅力的です。そのため、キャラクター同士の会話は、日常的な会話ですら読んでいて楽しく、一人を除いて人外という設定にもかかわらず、時に妙に人間臭かったりして、ずっとこのゲームの世界に使っていたくなります。公式からの推奨攻略順としては、カヌス、イグニス → 凛堂、イル → ミシェルとなっていますが、攻略制限のかかっているミシェル以外は好きな順番で特に問題ないかなと思います。また、攻略対象以外のサブキャラクターたちも一癖二癖あるキャラクターたちばかりなのですが、みんなとても魅力的で、それもこのゲームの好きなところです。

喫茶店の雰囲気にマッチしたグラフィックと BGM

 このゲームをプレイしたとき、一番に目に入ったのが、喫茶店の雰囲気にマッチした可愛らしい UI と落ち着いた雰囲気の背景です。また、BGM もレトロな喫茶店を思わせる落ち着いたものになっており、世界観を引き立て、ゲームへの没入感を増大させてくれます。

個人的に気になった点

 シナリオ部分に関して個人的に気になった点として、序盤のテンポがややゆっくりです。ノベルゲームではある程度仕方がないのかもしれませんが、特にこのゲームでは常連メンバーたちの住む異世界の説明がしばしば挟まるため、余計に気になりました。また、一部のルートでは、ご都合主義的な展開があり、少し残念でした。

 システム的な面では、既読スキップが遅めな上、共通ルートが結構長いので、各ルートの攻略が地味に大変でした。

まとめ

 人間と人外との恋をテーマにしているだけあって、ややニッチな作品ではありますが、キャラクター、グラフィック、雰囲気、シナリオいずれも高水準でまとまっていて、人外要素に忌避感がなければプレイして損はない作品だと思います!常連仲間ということで、攻略対象同士のやり取りも楽しく、和気藹々とした日常会話を聞いているだけでも楽しかったり。主人公がそんな常連メンバーたちと絆を深めていく過程がとても丁寧に描かれていて、とても楽しめた作品でした。

 

※ 以下、ネタバレありの個人的な感想です。

 

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