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大正×対称アリス all in one その5(episode 3 白雪編 1)

 『大正×対称アリス all in one』、episode 3 に突入しました。

 

大正×対称アリス all in one - Switch

大正×対称アリス all in one - Switch

  • 発売日: 2019/04/18
  • メディア: Video Game
 

 

※ 以下、ネタバレを含みますのでご注意下さい。

 

 episode 3 白雪編

 

 お互い一目惚れという、なんとも初々しい展開。かぐや編、グレーテル編を考えると、なんとも穏やかな展開ですが、いつまで続くのやら。シンデレラ、赤ずきん、かぐやが兄、グレーテルが弟という設定のようですね。オールスター出演という感じで、兄弟間のやり取りが非常に楽しいです。個別ルートでのシリアスさの反動か、グレーテルが完全にギャグキャラ枠になっていますが、こっちのグレーテルの方が好きかもしれないです。

 

 猟師=療師=精神科医が確定しましたね。白雪と猟師のなごやかな会話のシーンが好きなのですが、白雪が、自分が猟師から遠くに離れていったと言っていること、それから今見ている世界の違和感(猟師がありすの兄でないなど)のことを考えると、今の世界は白雪の「夢」のようなものなのでしょうか。今、白雪は昏睡状態にあって夢を見ている状態、という。ありすがそこに迷い込んだ、あるいは白雪を救うために無理やり入り込んだ感じでしょうか(ありすの性格を考えると後者が濃厚な気がしますが)。「鏡よ鏡、望むものだけを映してくれ……」という、繰り返し挟まれるモノローグが、まさしくこの世界の真実を表しており、「夢」の中で白雪の望むものを映している、というような気がします。白雪の母親が生きている(正直、最初のモノローグで母親は故人だと思っていた)のも、母親の見た目がに若いのも、母親とありすが出会ったのも、遠く離れてしまったはずの猟師が白雪の部屋に現れるのも、全て全て、白雪の望むものを見せる世界だからと考えるとしっくりきます。モチーフとなっている「白雪姫」では、母に疎まれた白雪姫が毒りんごを食べて眠りにつく。ものを食べないのは眠り続けていることの暗示でしょうか。それ以上に、食べ物に感じる腐臭から、死体が連想されるのが不穏です。

 

 白雪編の途中ですが、一旦この辺りで終了。だんだん鏡の国の真相に近づいていっているような気がします。