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幻奏喫茶アンシャンテ その5 (凛堂ルート)

 『幻奏喫茶アンシャンテ』、凛堂ルートを進めていきます。

  

幻奏喫茶アンシャンテ - Switch

幻奏喫茶アンシャンテ - Switch

  • 発売日: 2019/10/10
  • メディア: Video Game
 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますのでご注意下さい。

 

 凛堂ルート 第 1 章 ~ 最終章まで

 正直、凛堂があまり好みのキャラクターではなかったので、自分でも本当にびっくりなのですが、ここまでで一番好きなルートです!まず、ちゃんと琴音と凛堂が恋愛している!個別ルート前半の、お互いなんとなく意識しながらも、立場とか、過去のしがらみとかでなかなか踏み出せずにもだもだしている感じがすごく良いです……

 物語としては、御門の恋人がどう考えても狐のくーちゃんなのだけど、凛堂がやたらと気にしていたからもしかして元身内?と思っていたら、まさかの実妹、雫。実妹が人外に変異したという過去だけでも過酷なのに、雫の攻撃により凛堂が呪詛を受け、生き残るためには人外になる選択を迫られることに。しかも、その頃には凛堂の意識はなく、彼を人外にするか否かはの選択は琴音自身、つまりプレイヤー自身がすることに。妹である雫が人外に変異し、歪んだ形で生きている現状を苦々しく思っていた凛堂が、自身が人外になることを望むことなどあるはずがないのに、ここで、凛堂を人外にするか、しないかを、選択肢として、実際にプレイヤー自身に選ばせるのはずるいです。というか、唯一の人間の攻略対象だと思っていたらこれだよ!プレイヤー自身が凛堂を人外にすることを選んだからこそ、彼の「人外になんかなりたくなかった」という言葉が胸に突き刺さります。でも、凛堂自身の意思に反してでも彼を生かそうとする思いがあるからこそ、どこか他者から距離を置いて、放っておいたら離れていってしまいそうな彼をつなぎとめるために、琴音が凛堂に告白するシーンが際立って、すごく好きです。ここまでのルートはなんだかんだ、攻略対象の抱える問題を解決するシナリオだったので、人間と人外とが一緒に生きていくということがどういうことなのか、一番考えさせられるルートになっていて、そういった意味でも好きでした。

 

プレイ時間
・第 1 章 約 50 分
・第 2 章 約 50 分
・第 3 章 約 1 時間 30 分
・最終章 約 1 時間