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幻奏喫茶アンシャンテ その6 (イルルート)

 『幻奏喫茶アンシャンテ』、イルルートを進めていきます。

 

幻奏喫茶アンシャンテ - Switch

幻奏喫茶アンシャンテ - Switch

  • 発売日: 2019/10/10
  • メディア: Video Game
 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますのでご注意下さい。

 

 イルルート 第 1 章 ~ 最終章まで

 前半は、周りから守られ、助けられるばかりだったイルが、琴音のことを助けたいと、変わっていく様子が本当に良かったです。何事にも失敗してばかりだったイルが、洗濯物を干すことに成功して喜ぶシーンは、スチルのイルの笑顔の美しさも相まって、とても好きなシーンです。後半は、御門の助手として人間界に潜り込んでいた神託の使徒ソリトゥスにより、イルが断罪の使徒であり、名前や感情を持たず堕天使や敵対者を殺すための戦闘人形として存在することが明かされ、イルは神と再接続することにより、イルとしての記憶、感情をアンインストールし、天界に帰ってしまいます。再び感情を取り戻して堕天したイルが、せっかく手にした感情、そして愛を手放すことを知りながらも、愛する琴音の住まう人間界を守るために神を倒す決意をする場面は切ないです。ただ、グッドエンドは、神を倒すために、感情を完全に失ったはずのイルが奇跡によって再び感情を取り戻し、琴音のところに戻ってくるという、かなりご都合主義感が強く、ちょっと納得できませんでした。せめて、ソリトゥスやエピロギが、イルを直すためになんか奮闘していたとかそういった描写があるだけで大分印象が変わったと思うのですが。イルというキャラクターが好きなだけに、少し残念でした。正直、イルルートについては、感情を失い人形のようになったイルが新たな神として崇められ続ける、というバッドエンドの方が納得感が強く、好きです。

 他のルートでもそうですけど、このゲーム、本当にサブキャラクターが魅力的で、堕天使のリーダーであり、アンシャンテメンバーの手助けをするエピロギはもちろん、神託の天使としてアンシャンテメンバーと敵対するソリトゥスもとても魅力的でした。神に忠実に任務を遂行しているように見え、その実、本人も自覚しないまま芽生えた感情に突き動かされ、友であるイルを助けるシーンはかなり好きです。あと、単純に、ソリトゥスのヴィジュアルと、ソリトゥスを演じられている緑川光さんの演技が好きなんですよね……。

 

プレイ時間
・第 1 章 約 1 時間
・第 2 章 約 1 時間 40 分
・第 3 章 約 1 時間 20 分
・最終章 約 1 時間 30 分