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幻奏喫茶アンシャンテ その7 (ミシェルルート)

 『幻奏喫茶アンシャンテ』、最後のミシェルルートです。パッケージや公式サイトからの最初の印象とは全然違った印象のゲームでしたが、個人的にはかなり楽しかったです。

 

幻奏喫茶アンシャンテ - Switch

幻奏喫茶アンシャンテ - Switch

  • 発売日: 2019/10/10
  • メディア: Video Game
 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますのでご注意下さい。

 

 ミシェルルート 第 1 章 ~ 最終章まで

 攻略制限により最後にプレイすることになるルート。それだけに、他のルートよりも長かったです。琴音が人外に、ミシェルが人間になり、種族の壁はありながらも結ばれるという、賛否両論ありそうな結末ですが、結末そのものというよりも、その過程を描く部分がやや駆け足に感じ、個人的には苦手なルートでした。攻略制限がかかっていることもあり、ミシェルの世界や正体、過去については、ここまで徹底的に伏せられていたのですが、個別ルートに入ってから、ミシェルは魔王でなく、終わりの世界から来た周りのものを全て灰にする元人間の異形で、過去に琴音に救われたことで彼女に惚れていて、けれど終わりの世界そのものであるノアが一人だけ救われたミシェルに嫉妬して、琴音をさらって、彼女を自分と同化させて、と怒涛のように話が進んでいくため、主人公である琴音、ミシェル、ノア、誰一人として共感できないまま話が終わってしまって……。最後、ミシェルとノアが和解(?)してなんか良い感じの雰囲気のままノアが消滅していくんですが、いや、琴音を人外に変えるとか、ノアは結構とんでもないことやってるよ?そんな簡単に許しちゃっていいの?という感じで。あと、ノアが消滅したのに、ノアと同化したはずの琴音が生き残る、というのが納得できず(一応、ノアと琴音は完全に同化しきる前だったけれど、琴音が人外になっている時点でノアの一部も同然だろうし)、どちらかと言うと消滅していく終わりの世界(ノア)の中で、琴音とミシェルが最期までの時を共に過ごすバッドエンドの方が納得感もあり、好きでした。あと、単純に、ミシェルの立ち位置が、恋愛対象というより、完全に保護者みたいになっていたのも、いまいちのめり込めなかった原因の一つかもしれません。

 なんだかんだ言いつつも、個別ルートの熱い展開や、サブキャラクター含めたキャラクターたちがとても魅力的で、とても楽しかったです。個人的な評価をつけるなら★★★★☆でしょうか。プレイ前とプレイ後のキャラクターの印象は、こんな感じです。キャラクターの好みとそのキャラクターの個別ルートの好みが必ずしも合致しなかったので、それぞれメモ。

プレイ前
イル>イグニス>ミシェル>カヌス>凛堂

プレイ後
(キャラクター) イル>凛堂、イグニス>ミシェル>カヌス
(シナリオ)凛堂>>イル(バッド)、イグニス、カヌス(グッド、バッド)>イル(グッド)>ミシェル(バッド)>ミシェル(グッド)

 

 

プレイ時間
・第 1 章 約 1 時間
・第 2 章 約 40 分
・第 3 章 約 40 分
・第 4 章 約 20 分
・第 5 章 約 30 分
・最終章 約 1 時間 10 分