炬燵の中でゲーム三昧

ゲームのプレイ雑記やあれこれ

DAYS GONE 感想

DAYS GONE』(PS4 / Steam)
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
CERO Z
(アクション / FPS / オープンワールド

【PS4】Days Gone Value Selection 【CEROレーティング「Z」】

【PS4】Days Gone Value Selection 【CEROレーティング「Z」】

  • 発売日: 2019/11/28
  • メディア: Video Game
 

 

- 満足度:★★★★☆ 4.5

- 総評:★★★★☆ 4.5
- ストーリー:★★★★☆ 4.5
- キャラクター:★★★★★ 5.0
- グラフィック:★★★★★ 5.0
- 音楽:★★★★ 4.0
- ゲーム性:★★★★☆ 4.5

良かった点
ストーリー・キャラクターの描写がリアル、自由度の高い戦闘、バイクのカスタマイズやスキル獲得によるステータスアップ、日本語のローカライズ・吹き替えが自然

悪かった点
ゲーム開始直後がつまらない

購入動機
ゾンビ系、FPS 系のゲームは普段あまりプレイしないのですが、シナリオが良いと聞いて興味を持ち購入

プレイ状況
PS4 版・本編クリア(難易度ノーマル、トロフィー獲得率 59 %)

作品紹介

 『DAYS GONE(デイズ ゴーン)』は、Bend Studio が開発し、2019 年にソニー・インタラクティブエンタテインメントから販売されたゲームで、ジャンルは「オープンワールドサバイバルアクション」。

 フリーカーの発生により崩壊した世界で、ドリフターであるディーコン・セントジョンは生き抜いていくことになります。広大なワールドをバイクで走り回り、様々なミッションをこなしつつ、2 年前のパンデミックで失った妻サラの手掛かりを探していきます。崩壊した世界で懸命に生き抜く人々のドラマと、自由度の高いサバイバルアクションが楽しいゲームです。オープンワールドゲームではありますが、ストーリーは一本道なのでキャラクターやその心情が非常に丁寧に描写され、一つの物語として楽しめます。一方で、アクション部分は自由度が高く、近接武器や遠隔武器など、各プレイヤーのスタイルに合わせて攻略していくことが出来ます。

丁寧なストーリー、キャラクター描写

パンデミックによりフリーカーが大量発生し、世界が崩壊した 2 年後からこのゲームは始まります。ある人々はキャンプを築き、ある人々は野盗となって殺し奪い、ある人々はフリーカーを神として信仰し、様々な形で生きています。このゲームでは、主人公のディーコンを中心として、崩壊した世界の中で懸命に生き抜く人々のドラマが描かれています。ディーコンは 2 年前のパンデミックで妻を失い、特定のコミュニティに属さず、相棒のブーザーと共に生活するドリフター。ディーコン含めた登場人物たちが、それぞれの過去を背負い、それぞれの信念を持って生きる様が非常にリアルに描かれているため、彼らの関係性や、そこから生まれる物語はこのゲームの大きな魅力になっています。特に、ディーコンと相棒のブーザーの絆は、世界の崩壊という惨事に直面してもなお変わらず、互いを大切にする二人のシーンには何度も感動させられました。一方で、変わらないものばかりではありません。始めこそ妻への想いに囚われ、他者と深く関わることのなかったディーコンですが、過酷な世界で人々と関わる中で少しずつ変化し、自身の生き方を見直していく様には感じ入るものがありました。また、物語の中盤以降は、展開が加速し、盛り上がるため、のめり込んでプレイすることができました。

 海外の映画やゲームでは吹き替え音声に違和感を感じることが多いのですが、このゲームではローカライズ、吹き替え音声ともにとても自然で、ゲームへの没入感を高めてくれます。また、グラフィックも高水準で、キャラクターのちょっとした表情の変化や仕草も丁寧に表現されているため、とても感情移入できました

プレイヤーを飽きさせないゲームバランス

 このゲームでは、キャンプからの依頼など、様々なミッションをこなしながらストーリーが進行していきます。ゲーム本編クリアまで体感 70 ~ 100 時間ほどの長いゲームなのですが、ゲームを進めるに従ってプレイヤーのやれることがどんどん増えていくため、プレイヤーを飽きさせない作りとなっています。ゲーム序盤では数人の敵に囲まれただけで袋叩きに合うため、ステルスしながらの戦闘が必須となりますが、スキルや武器が揃ってくると、近接武器で撲殺したり、マシンガンで一掃したり、スナイパーライフルで遠くからキルしたりと、様々な戦法で戦えるようになり、戦闘の楽しさ、自由度も格段に上昇するため、プレイヤーのスタイルに合わせて好きなように攻略していくことができます。私は近接アクションも銃のエイムも苦手だったため、もっぱらステルスアタックとスナイパーライフルで戦っていました。ゲーム終盤になると、数十、数百体からなるフリーカーの大群への対抗手段も手に入り、大量のフリーカーを一箇所に誘導して一掃するのは爽快です

 主人公のディーコンはバイクをこよなく愛するドリフターであり、バイクも重要なアイテムとなっています。エンジン、タイヤ、燃料タンクなど、バイクの部位ごと細かくカスタマイズできスピードや燃料の容量などの性能を向上させることが出来るほか、バイクの外装も好きなようにカスタマイズできるため、バイクに詳しくなくても、いつのまにかディーコンのようにバイクに対して愛着が湧いてきます。 バイクは燃料切れを起や故障によって動かなくなるため、こまめに燃料を補充したり、バイクの走りやすい、ならされた道路を選んで進んだりと、バイクに気を使う必要がありますが、それが却ってバイクへの愛着に繋がります。

 また、このゲームの重要な要素として、サバイバル要素があります。物資の限られた崩壊後の世界の中で、プレイヤーは各地を探索し、素材を集め、クラフトした武器やアイテムを活用して戦います。始めは素材や武器、アイテムの所持可能数が少なく苦労しますが、スキル獲得により所持できる数が増えたり、素材が獲得しやすくなったりと、他のゲーム要素と上手くマッチして段々とサバイバルの幅が広がっていくため、非常に楽しめました。

個人的に気になった点

 個人的に気になった点として、ゲーム開始後 1 時間くらいが面白くないというのがあります。どのゲームでも多かれ少なかれそういった傾向がある気がしますが、プレイ開始直後はムービーとチュートリアルばかりでやれることが少なく、退屈に感じてしまいました

 また、ディーコンの持てるクラフト素材や弾薬などには上限があるため、調達がやや作業的に感じるかも知れません。素材調達のためにフィールドを探索するのも楽しいので一長一短ですが、素材は基本的にキャンプで購入できないため、特に沢山の敵を相手にすることが多いゲーム後半は、武器の作成のため素材のリポップ位置を覚えて往復する作業となってしまいました(キャンプの親密度によって、素材や武器そのものが購入できるようになるなど措置があれば良かったのにと思います)。

まとめ

ストーリーの評価が高く、購入、プレイした本作でしたが、結果的に大正解でした!オープンワールドゲームは、しばしばプレイヤーの目的がはっきりせず途中で投げ出しがちなのですが、本作はストーリー、キャラクターの描写に引き込まれ、早くストーリーの続きが見たいと、のめり込むようにプレイしてしまいました。序盤はやや面倒なサバイバルアクション部分も、スキルの獲得などの成長要素により得られる達成感に繋がっており、ストーリー、ゲーム性ともに高水準でまとまっている良作だと思います。ストーリーを忘れた頃に再プレイしたい一作です。

 

 ※ 以下、ネタバレありの個人的な感想となります。

  

プレイ後感想

 キャラクターが本当に丁寧にリアルに描かれており、妻の死を受け入れられず、僅かな手掛かりにすがって奔走したり、遺体のない妻の墓に向かって語りかけたりしながらも厳しい世界の中を生き抜いていくディーコンという人物やその生き様から、妻を失った悲しみや、妻が危険な時に側にいられなかった後悔がプレイヤー側にも痛いほど伝わってきて、物語に引き込まれました

 個人的には、アイアンマイクがかなり好きなキャラクターでした。自分が生き残る以上のことが考えられないような過酷な世界の中で、人々の繋がりを重んじ、平和な世界を目指すアイアンマイクの姿、そして「願ったったって変わるわけがないだろう、俺たち全員が行動して初めて変わるものだ」という彼のセリフはとても印象的でした。それだけに、「俺は間違っていた」と遺して彼が死んだシーンは本当に悲しかったです。きっと間違ってなどいなかったのに。世界が彼の理想に少しずつでも近づいていくことを願わずにはいられません。アイアンマイクが好きで、その話ばかりになりましたが、本当にどのキャラクターも生き生きと魅力的に描かれていて好きです。

 全てのキャンプの親密度を最高にした状態でラストバトルに突入すると変化があるという前情報を持っていたので、親密度を上げてから臨んだのですが、アウトローだったディーコンの元に、これまで関わってきたコープランド、アルカイたちが集結するシーンは思わず感動しました

 エンディング後、ディーコンと共にフリーカーの調査を行っていたのオブライアンが、フリーカーの姿になって現れたのは、NERO の陰謀が背景にあったりするのでしょうか、気になります。フリーカーについての根本的な解決はされていないので、続編などあれば是非プレイしたいです。