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Tlicolity Eyes -twinkle showtime- その2(Vol. 2 ヨウスケ、ワタル)

 『Tlicolity Eyes -twinkle showtime-』を引き続きプレイ中です。Vol. 2 では、三姉妹の次女が主人公ということで、Vol. 1 とはまた違った雰囲気の物語を楽しめました。

 

Tllicolity Eyes -twinkle showtime-  Switch

Tllicolity Eyes -twinkle showtime- Switch

  • 発売日: 2019/07/18
  • メディア: Video Game
 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意下さい。

 

 Vol. 2 では、カメラマンである望月ヨウスケのカメラアシスタントを務める棗が主人公。ある日、被写体の魅力を知り、良い写真を撮るために、モデルである仙波ワタルと同居することになり、さらにはワタルの隣にはヨウスケが住んでおり……、という Vol. 1 以上のとんでも展開から物語は始まります。棗も Vol. 1 の主人公である桜と同様、他者のステータスを向上させる代わり、異性に使用すると相手をトリコにしてしまう能力を持っていますが、自身の能力に対して肯定的な桜と異なり、棗は過去に起きた出来事から能力に対して否定的。それもあってか棗はややネガティブな性格で、ちょっと苦手なタイプかな?と思いましたが、真面目で責任感があり、社交性もあるので、好感が持てるキャラクターでした。

【プレイ時間】
Prologue
Chapter 1:約 30 分
Chapter 2:約 30 分
Chapter 3:約 10 分

 

望月ヨウスケ

 棗に対してものすごく過保護な保護者。序盤から棗に対する好意がダダ漏れで、仕事面でも人間関係の面でもひたすら棗を護ってくれます。そして、8 年前に棗が能力の副作用で困っているところを助けたことをきっかけにずっと片思いしていたという一途さ。とはいえ過剰な保護は本人のためになるとも限らないよな、と思ってプレイしていたら、その部分もシナリオ上でしっかり回収されました。8 年前に出会った棗しか見ず、棗をただただ守るべき対象としてしか見ていないヨウスケに対し、ヨウスケに対する恋心を自覚した棗が「失恋しちゃいました」と告白するシーンは格好良かったです。その後、やや無理やりな展開ながらも、モデルの代役を務めることになった棗をファインダー越しで見ることで今の棗を見つめ直すという展開も、カメラマンのヨウスケならではといった感じで良かったです。

 ハッピーエンドでは棗が髪を伸ばしていて、ヨウスケが 8 年前の棗の長い髪を褒めていたのがきっかけだと思うとほっこりした気持ちになりました。ワタルルートでは、仕方がないとは言え、8 年越しの片思いの末にぽっと出の一見チャラい男に好きな女を取られる構図になっていて、ちょっと切なかったです。

 ただ、このキャラクターって、外面の硬派さと内面の肉食系な部分とのギャップが魅力だと思うんですけど、あまり肉食系っぽさを感じなかったのが残念です。

【プレイ時間】
Yosuke
Chapter 1:約 10 分
Chapter 2:約 30 分
Chapter 3:約 20 分
Chapter 4:約 5 分
Chapter 5:約 5 分
Chapter 6:約 10 分

 

仙波ワタル

 女の子が大好きなプレイボーイで、女の子を見ると息を吐くように口説く。チャラい系か、苦手かもと思いきや、素は甘え好きな大型犬みたいなタイプのキャラクターで個人的には好きでした。今はトップモデルとして活躍するワタルも、少年時代は女子からいじめられていて、耳にしたことを忘れられない能力も合わさってトラウマになっていたワタルですが、素の自分を受け入れてくれる棗に出会ったことで、共に過去のトラウマを克服できるよう鼓舞し合い、女の子とも真剣に向き合うようになります。もうこの辺りから、明らかに両思いなのになかなか自分の気持ちに気が付かずに女の子と真剣に向き合うためとか言ってデートの練習とかしたりして、お互いすれ違い、大きく遠回りしている様子は、もどかしくもあり、ほほえましくもあり、ニヤニヤが止まりませんでした。ヨウスケルートでもそうですが、主人公の桜が攻略対象を救う物語だった Vol. 1 とは反対に、Vol. 2 は攻略対象が主人公の棗を救う物語になっていて、また違った雰囲気の物語が楽しめたのも良かったです。

 あと単純に声優さんの演技が好きなんですよね。柿原徹也さんって「ワンドオブフォーチュン」のラギで知ったんですけど、声優をあまり意識していなかったプレイ当時でも名前を記憶していたから、声質とか演技とか好きなんだろうなぁ。

【プレイ時間】
Wataru
Chapter 1:約 20 分
Chapter 2:約 10 分
Chapter 3:約 10 分
Chapter 4:約 10 分
Chapter 5:約 20 分
Chapter 6:約 15 分

 

トリ愛

 トリ愛ルートでは、主人公が(主に恋愛面で)ポンコツになるのが伝統芸なのかな?と思ってしまうくらい、主人公が鈍い。でないと三角関係が成り立たないのだろうけど、ワタルとヨウスケが棗を取り合っている姿を仲が良いなぁと微笑ましく眺めている姿はある意味大物感がある。性格が真反対なワタルとヨウスケが互いに牽制し合いつつも、なんだかんだ息があっていて、仲が良いのは見ていて楽しかったです。

【プレイ時間】
Tlieye
Chapter 1:約 20 分
Chapter 2:約 10 分
Chapter 3:約 40 分
Chapter 4:約 20 分
Chapter 5:約 10 分