炬燵の中でゲーム三昧

ゲームのプレイ雑記やあれこれ

幻想マネージュ 感想

幻想マネージュ』(Nintendo Switch / iOS
LOVE & ART(MAGES)
CERO

幻想マネージュ - Switch

幻想マネージュ - Switch

  • 発売日: 2020/01/30
  • メディア: Video Game
 

 

- 満足度:★☆ 1.5

- 総評:★★☆ 2.5

- シナリオ:★★ 2.0
- キャラクター:★★☆ 2.5
- イラスト:★★★ 3.0
- システム:★★★ 3.0

良かった点
幻想的な雰囲気と世界観、世界観に合った UI

悪かった点
シナリオ・キャラクター描写が薄い、エヴァイユシステムが面倒、メッセージウィンドウ開閉時のエフェクトがストレス

購入動機
たまたまセールで見かけて安かったから……

プレイ状況
Switch 版で、ヒューゴ、セルジュ、クリエ、リヨンルートをクリア 

プレイ時間
共通ルートが約 3 時間、個別ルートが各 3、4 時間

作品情報

幻想マネージュ』は 2020 年に LOVE&ART により発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲームで、選択肢と、独自のエヴァイユシステム(星を集めるミニゲーム)によりシナリオが分岐するノベルアドベンチャーゲームです。シナリオは雨宮うたさん、ササキムリさん、藤谷燈子さん、イラストは Meij さんが担当されているようです。キャストは、
- ヒューゴ:羽多野渉
- セルジュ:梅原裕一郎
- クリエ:下野紘
- リヨン:鈴木裕斗
- ルシオール:白井悠介
- アルノー阿部敦

物語

 舞台はフランスの国境付近の街ブランブール。主人公エマ(名前変更可)は、ブランブールにやってきた移動遊園地「レーヴ」に行った先で、レーヴの園長であるヒューゴから、レーヴのスタッフは魔法でレーヴに囚われていること、そして彼らを助けられるのは魔女であるエマだけであることを告げられます。エマはレーヴのみんなを助けるために、レーヴでスタッフとして働く傍ら、魔法の修行に励むこととなります。レーヴのスタッフたちと交流しながら魔法の修行を進めていくエマですが、果たして彼らを救うことができるのか、といった物語となっています。

 

 以下、未クリアでの感想となりますので、ご注意下さい。

幻想的な雰囲気と世界観

 移動遊園地レーヴが舞台となっているだけあり、幻想的で夢のような雰囲気が魅力的なゲームです。ゲームの UI や背景も、世界観に合わせた、星をモチーフとしたパステル調に統一されており、幻想的で可愛らしいものとなっています。また、世界観の骨子も練り込まれており、遊園地を舞台とした夢の中のような雰囲気とのギャップも良かったです。

個人的に気になった部分

 正直、気になる部分の方が多かったゲームでした。

 まず、システム面では、テキストウィンドウの開閉時に毎回エフェクトが入るため、ゲームのテンポが阻害されます。エフェクト一回の時間はそれほど長くはありませんが、テキストを読み進めていくというノベルゲームの性質上、頻繁にエフェクトが挟まれるため、ストレスを感じました。このゲーム独自のエヴァイユシステムについてもいまいち面白いと思えませんでした。画面内の星を集めるミニゲームで、エマの魔法習熟度にかかわってくるのですが、単に星を集めるだけで回数も多いので基本スキップしていました(スキップをしてもシナリオに影響がないので、余計に存在意義が分からず……)。スティック操作だと操作感が悪いのも難点。

 また、シナリオが全体的に薄く、世界観の骨子は良いのに、それが生かされていないように感じたのが残念です。ルートによっては面白く感じられる部分もあったのですが、主人公のエマが 17 歳の少女ということもあり、彼女の行動がやや幼さを感じさせるのもシナリオの薄さに拍車をかけていたように思います。キャラクターも良く言えば王道、悪く言えばありきたりで、掘り下げも控えめなのでどこか物足りない、中途半端な感じでした。

まとめ

 セールにつられてノリと勢いで購入したのが悪いのですが、驚くほど自分に合わなかったです。シナリオ・キャラクターの描写が全体的に薄いため、物語を楽しむことも、キャラ萌えすることも出来ず。乙女ゲームだけあって声優さんの演技は良いのですが、地の文や主人公のモノローグが多く、声優さんの演技が堪能できる部分が少なめなのも難点。結局フルコンプする前にプレイを断念してしまいました。遊園地を舞台とした幻想的な雰囲気と世界観は良いので刺さる人には刺さると思うのですが……。iOS でも配信されており、エヴァイユシステムもタッチ操作向きのスマホゲーム的なミニゲームになっているので、スマホで片手間にプレイするには良いのかもしれません。体験版がダウンロードできるようなので、気になる方は、そちらをまずプレイしてみるのが良いかと思います。

 

 ※ 以下、ネタバレありの個人的な感想です。

 

プレイ後感想

 だいたい言いたいことは書ききったのですが、公式サイトやパッケージから連想される幻想的な雰囲気と、レーヴに囚われた人たちはみんな生と死の狭間をさまよっており、レーヴを開放することすなわち彼らの死を意味するという真相とのギャップは好きだったので、合わなかったのが非常に残念です。

 

【攻略順】
公式推奨:ヒューゴ → セルジュ・クリエ → リヨン・ルシオール → アルノー(アルノーは攻略制限あり)
プレイ順:ヒューゴ → セルジュ → クリエ → リヨン

【好きなキャラクター】
プレイ前
ルシオール>セルジュ>リオン>クリエ>ヒューゴ、アルノー
プレイ後
クララ>クリエ>>セルジュ、リヨン>>>>ヒューゴ
ルシオールとアルノーは未プレイのため除外)

 

 以下、キャラ別雑感。

 

ヒューゴ

 全ての元凶。ヒューゴ自身も被害者なのは分かるけれど、レーヴの真実や魔法の危険性など、重要な情報を伝えないまま、たった 17 歳のエマに対してレーヴの開放を任せる様がど畜生にしか思えず好きになれませんでした。事実バッドエンドではエマ自身もレーヴに囚われる結果に。

セルジュ

 ザ・王道という感じの恋愛に疎い堅物お兄さん。シナリオも、恋愛に疎いセルジュが主人公エマに惹かれて変わっていくという王道のもので、結構好きです。

クリエ

 ツンデレお兄ちゃん。双子の妹であるクララとの掛け合いが好きでした。シナリオも、クララに対する罪悪感から前に進めずにいたクリエが、自分の夢を叶えるために前向きになっていくというもので、クリエの成長が感じられて、プレイしたルートの中では一番好きです。あと、下野紘さんのツンデレはずるいと思います。

リヨン

 きぐるみ。年少らしい素直さとしっかりとした性格を併せ持った好きなキャラクター。人間バージョンより、きぐるみバージョンの方が好き。ただ、個別ルートでは、エマがリヨンの気持ちを考えずに一人突っ走っていて、壊滅的にシナリオが合わなかった。ここでだいぶプレイ意欲が削がれました。

ルシオール

 あと残り 2 ルートだからと、一応個別ルートもプレイしようとした。ただ、上司(ヒューゴ)の決定を新人(エマ)に八つ当たりしたり、17 歳の少女にあっさり餌付けされたり、あまつさえ食事に要望までつけてきたりで、これ以上無理……となりました。レーヴの中では珍しく魔法に対して否定的な立場のキャラクターだったので、最後までプレイしたら印象が違ったかもしれませんが。ビジュアルだけなら、攻略対象中ダントツで好きです。

ルノー

 個別ルートは未プレイ。主人公エマに対する好意がだだ漏れなのに、他キャラルートでお助けキャラや当て馬として登場するなんだかかわいそうなキャラクター。個別ルートの評判は良さげだけど、プレイ意欲がわかず。