炬燵の中でゲーム三昧

ゲームのプレイ雑記やあれこれ

DEATH STRANDING その19

 『DEATH STRANDING』、クライマックスに差し掛かって、これまでにないスピードで進めています。終わりが見えてきたかな?と思いつつも、ストーリーとしてはもう少し続きそう。

 

【PS4】DEATH STRANDING

【PS4】DEATH STRANDING

  • 発売日: 2019/11/08
  • メディア: Video Game
 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意下さい。

 

 エピソード 9 ヒッグス

 

 前回、無事にカイラル中継地点を接続できたのは良いのですが、エッジ・ノットシティとの間には巨大なタールベルトが横たわっており、まずはそれを渡る方法を見つけ出すことになります。メールからの情報で、タールから過去の遺物が浮上する現象を利用すれば良いことは分かるのですが、ここで結構悩みました。タールベルトに近づいたら何かイベントでも起きるのかとウロウロすること十数分。そういえば、タールから物が浮き上がってくる現象って大型 BT 出現時だけでしたね……。気がつくのが遅い。自分から BT に捕まりに行く必要があったようで。どうりで、中継地点近くの座礁地帯が BT 無限湧き状態になっている訳です……。無事(?)大型 BT を出現させたことにより、タールベルトを渡るための道が開けました。このシーン、大きな鯨型の BT が何体も出現して、幻想的とも思えるほど迫力があって、個人的に好きです。

 タールベルトを渡り終え、K8 北中継ステーションに到着。プライベートルームで一旦休憩をとることとなり、気がつくとビーチに。そこでアメリと会うことができますが、印象的なのが、このときサムがドリーム・キャッチャーでなく、Qpid を首から下げていること。これまでのビーチのシーンでは、サムはずっとアメリからもらったドリーム・キャッチャーを身に着けていたんですよね。サムはアメリカ再建に興味がないと言い続けてきたのに、それがアメリカ全土を繋げるための Qpid に変化していて。アメリカを渡ってきた中でアメリカ再建に意義を見出したのか。あるいは、Qpid を作成したママーへの思い入れか。

 とにかく、エッジ・ノットシティ(K8)まであと一歩。どうやらテロリストによる悪用を防ぐため、エッジ・ノットシティの Qpid 接続装置の起動アタッチメントは取り外してあるようで、それを運ぶことが最後の配送依頼となります。起動アタッチメントには個別認証 ID が付加されていて、失くすと代わりが無いとダイハードマンからの忠告を受けつつ。配送距離は短めなので、よほどのことがなければそんな事態にはならなそう。ですが、途中、クラゲのような形をした浮遊する BT が大量にいる座礁地帯を抜ける必要があったり、結構大変でした。クラゲは振れると破裂してダメージを受けるので、先に銃などで倒すのが良さげ。ダメージはそれほど大きくないので強行突破しても良さそうですが。

 エッジ・ノットシティに到着し、起動アタッチメントを設置して、無事に接続完了……、は良いのですが、この運んできた起動アタッチメントがどう見ても BB なんですが。個別認証 ID が付加されていて代替が効かないってそういうこと?アメリカ各地のカイラル通信を接続する触媒か何かとして BB が利用されている、つまり、これまで接続してきた数多くの中継地点、その数だけ BB が犠牲になっているということ?そりゃあ、ビーチを経由した通信を行うのに、生と死の中間の存在である BB は最適なんでしょうけど。マジですか。クライマックスに差し掛かっているであろうこの段階でものすごく闇深い設定が出てきたな……。いや、人の子として生まれることも、成長することもなく、BT の感知装置として利用されている時点で、BB の設定自体結構エグいんですけど。そして、この依頼を完了したタイミングで「ロンドン橋の人柱」というドキュメントが追加されるのがもう……。ロンドン橋にマイ・フェア・レディが人柱として使われているという内容のドキュメントなんですけど、「橋」を名に冠するブリッジズが、アメリカ全土を繋げるため赤ん坊を贄にしているという事実を端的に表していて、うへぇとなりました。以前アメリがロンドン橋の歌を口ずさんでいたこと、人柱が「マイ・フェア・レディ」であることから、アメリ自身もまた人柱であることを示唆しているかもしれないと思い至って二重にうへぇ。ここまで「繋がり」の重要性を散々前に押し出してきた本作ですけど、犠牲の上に成り立つ「繋がり」に対してどういった答えを出すんでしょう。

 

 ひとまず当初の目的であるアメリの救出をしようとしたところ、どこからか異音が。外に出てみると、これまで見てきた BT の何倍もの大きさの BT が迫っており、そこにアメリが取り込まれているよう。実行犯であるヒッグスも登場し、ここで三度目のヒッグス戦に突入します。的が大きいので戦闘難易度自体はそれほど高くないのですが、フィールドの端が見えない壁のようになっていて、知らない間に端に追い詰められることが数度、地味にストレスでした。あと、ヒッグスが戦闘中ずっとメタ発言(難易度を変えるか?とか、いつまで遊んでいるつもりだ?とか)を叫び続けて鬱陶しい。ゲームくらい好きに遊ばせろ、うっさいわと言いたくなる。

 無事 BT は撃破したものの、アメリはヒッグスによってビーチへと持ち攫われ、フラジャイルの力を借り、後を追うことに。そこで四度目のヒッグス戦。BB も装備もない、帰還者としての能力も働かない状況で、ガチンコの肉弾戦が始まります(帰還者という設定上、基本的に死亡がないゲームなので、この戦闘中に初めてゲームオーバー画面を見ました)。何度かの仕切り直しを挟み、最終的に何故か格闘ゲームが始まります。比喩でなく、本当に格闘ゲームのように互いの体力ゲージが表示された画面に切り替わります。戦闘開始時にヒッグスが棒(銃やナイフ)と縄(おそらく繋がり)の闘いだと発言している辺り、既存の戦闘系ゲームと本作を対比させてメタってるんだと思いますが。そう考えると、このゲームにおいて、戦闘が徹底して面白くないのは狙っているんだろうなと思いつつ。個人的には、単純にゲーム体験として面白くない上、ゲームという媒体で遊ばせておきながらゲームという媒体そのものを否定しているようで、あまり気分の良いものではありませんが。

 

 ヒッグス戦がラストかと思いきや、もう少し続きそうな雰囲気なので一旦終了。結局、ヒッグスは何がしたかったんでしょう。ドキュメントの中の手記を見る限り、もともとは人と人とを繋げるポーターとして働いていたはずなのですが、彼を生命の絶滅に追い立てたのは一体何なのか。どう頑張っても絶滅に向かっていく世界に絶望したとか?

 それからアメリについて。自らビーチで生まれたと明かしているけれど、そもそも実体があるのか。ブリジット大統領の若い頃の姿(資源をリサイクルした際に見ることができる)とアメリの容姿が似ているのは単に母娘だからだと思っていたけれど、ブリジット大統領=アメリで、そもそもアメリは身体(ハー)を持たない魂(カー)だけの存在だとか?これまで疑問に思わなかったけれど、本来他人と共有できないはずのビーチをサムとアメリとで共有できているのもおかしな話だよなぁ。おそらくアメリの能力が関係しているんでしょうけど、アメリの能力自体未知数なんですよね。自らがテロリストに狙われているという状況自体も利用して、サムがブリッジズに協力するよう仕向けていたいう告白もあるし、ダイハードマンよりも断然アメリが胡散臭くなってきました。

 

クリアした依頼
[依頼 No. 63] エッジ・ノットシティ[K8]へカイラル通信起動アタッチメントを配送せよ(評価 S)
[依頼 No. 64] BTを撃退せよ(評価 C)
[依頼 No. 65] ヒッグスを倒し、アメリを救え(評価 S)

LEGEND 数:100

現在のグレード:ブリッジリンク 80、速度 21、数量 59、サービス 66、安全性 57、配達人グレード 283(グレート・キャリアー)

現在の総プレイ時間:約 63 時間半

獲得トロフィー
・君こそがBBのゆりかご(BBとの親密度が最高になった)
・宇宙を満たす神の粒子(”エピソード09:ヒッグス”をクリア)