炬燵の中でゲーム三昧

ゲームのプレイ雑記やあれこれ

ZERO ESCAPE 善人シボウデス ひとくち感想

 『ZERO ESCAPE 善人シボウデス』 

  

 前作である「ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉」が面白かったので、続けてプレイしたものの挫折。プレイ時間は 3 時間ほどで、最初の AB ゲームを終えた辺りです。前作が早い段階で物語を動かし、プレイする側の思考の導線を提示していたのに対し、本作では具体的な目的を提示されないままゼロ 3 世の指示に従って動かされているだけに感じて、モチベーションが続きませんでした。

 脱出パートは前作よりもヒントが少なく、歯ごたえがあって楽しいです。ただ、シナリオ、演出ともにテンポが悪く、ひたすらゲームのルール説明が続いたり、同じ内容の台詞が別のキャラクターによって繰り返されたり、状況にそぐわないギャグが頻繁に挟まったり。このギャグがいまいち肌に合わなかったのもあるのですが、(序盤だからか)キャラクターの掘り下げも少なめで、魅力を感じられず。キャラクターの描写が粗い 3D ポリゴンになったのも残念。

 最後までプレイすると面白いという評価も聞くので、色々伏線を張っている段階なのかなとは思いますが、逆に言うと最後までプレイしないと面白いか分からない訳で。ライターの打越鋼太郎氏がもともと物語、キャラクターよりもギミックを重視した作風っぽいので、あまり自分には合わないのかなと思いました。