炬燵の中でゲーム三昧

ゲームのプレイ雑記やあれこれ

わるい王様とりっぱな勇者 その1:ファーストインプレッション

 同じ開発チームの「嘘つき姫と盲目王子」の雰囲気やストーリーが好きだったので、こちらも購入してみました。 サブクエストもこなしつつ、4 章の終わりまでプレイ。 ここまででだいたい 8 時間くらい。

 かつて勇者に倒された魔王と、魔王に育てられた勇者の娘、ゆうの物語。

 前作に引き続き、イラストや音楽を始めとして、ゲーム全体の雰囲気はかなり良いです。  ゲーム開始画面で流れている音楽は、志方あきこさんの曲だと思うのだけど、これも抜群に良い。

 一方で、移動と戦闘のテンポが悪く、単調です。 今作は RPG なのですが、マップが広い上、主人公ゆうの移動速度が遅く、エンカウント率が高い。 サブクエストをこなそうとすると、同じところを何度も往復することになるのも相まって、非常にストレスです。 メインストーリーが良いのはもちろん、サブクエストのストーリーも世界観やキャラクターを掘り下げるものになっているだけにもったいない。 一応ワープポイントは存在しますが、数が少ないので、ないよりまし程度ですね……。
 作品の雰囲気に反して戦闘難易度は高め。 敵の体力、攻撃力が高く、しっかり考えて行動しないと割と死にます。 ただ、同時に操作できるキャラクターが二人と少なく、覚える技も少ないので、戦略の幅が狭く、単調になりがち。 ストーリー重視な作品であるにもかかわらず、プレイ時間の大半が単調な移動と戦闘に割かれてしまうのがちぐはぐに感じます。 短くきれいにまとまっていた「嘘つき姫と盲目王子」の印象を引きずっているのもあるかも。 現状面白さよりもストレスが勝ってしまっているかなぁ。 残念。


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