炬燵の中でゲーム三昧

ゲームのプレイ雑記やあれこれ

Code:Realize 創世の姫君 プレイ日記#1:共通・インピー・フランルート

 「Code:Realize 創世の姫君」プレイ開始。 結構有名な乙女ゲームなのでタイトルだけ知っていたのですが、全体的にクオリティ高い! 乙女ゲームではあるのですが、恋愛というより、主人公や攻略対象が関わる問題を皆で協力して解決していこう!というのが物語の主軸となっているので、友情あり、バトルありと物語に起伏があって演出が凝っています。 まずオープニングムービーからして格好良く仕上がっていて、ついつい見てしまう。 緊迫感のあるシーンでは格好良いスチルが挟まれたり、立ち絵の種類が多いのも良いですね。 スチルや立ち絵のイラストもとてもきれい。

 プレイ前に公式サイトで確認した感じたと、キャラクターの好みはサン>ヴァン>ルパン>フラン>インピーかな。

 ※ 以下、ネタバレ注意

 

共通

 主人公含め、どのキャラクターも魅力的で良い! 結構な頻度で挟まれる、キャラクター同士の和気藹々とした掛け合いも見ていてとても面白くて好きです。
 ただ、共通ルートが非常に長い……。 1 章から 8 章までが共通ルートになっているのですが、初見で 9 時間くらい掛かりました。 ただ長いのが問題というよりも、共通ルート自体が個別ルートの導入になっているために(所為で?)、攻略対象たちが抱える問題が提示されるだけ提示されて解決しないのでもやもやした気持ちを抱えたまま読み進めないといけないんですよね……。 キャラクターが魅力的なのでなんとか突破できたものの、ちょっと苦痛でした。

インピー

 軽いというかちゃらい感じであまり好きなタイプではないな……と思っていたんですが、個別ルートに入るころにはとても好きになっていた。 初対面から主人公に対して好きだ好きだと言っているのですが、言葉だけじゃなくて、行動でも示してくれて男前。 主人公の生い立ちや境遇を目の当たりにしてもいつも明るくポジティブなインピーに主人公が救われるのもよく分かるので、恋愛的な部分も良かったです。 ホムンクルスである主人公を「科学の子」と言って受け入れるシーンも、科学に希望を抱いているインピーだからこそという感じで好き。 敵であるネモも良いキャラしてたなぁ。
 個別ルート入って早々に吸血鬼だということが判明してびっくりしました。 立ち絵やスチルでちらっと覗いている八重歯はフレバーじゃなかったんですね……。 言われて思い返してみると、ヴァンと対峙したときに真っ先に前に出ていたのは、吸血鬼として吸血鬼戦争の英雄に思うところがあったからなんだなぁと。

フラン

 自身の発明したジクテリウムという毒がヴィクトリア女王によって戦争に利用されるのを防ぐ……というのがフランルートのシナリオ。 フランが錬金術師ということもあって最終的には主人公の毒も無力化できるようになって一応の解決が見られて割とすっきりと終わったなと思います。
 ただ、フランの抱える問題(ジクテリウムの戦争利用の妨害)、ヴィクトリア女王の抱える問題(強いイギリスを作る)、主人公の抱える問題(毒を治す)を短い個別ルートの中でまとめて解決しようとして色々詰め込みすぎている感が拭えなかったかな。 それから、主人公側の面子が強い上に正義側あるように描写されるので、国家権力であるヴィクトリア女王と敵対する展開でも、どうせ主人公側が勝つんだろうなといまいち緊迫感が感じられず、盛り上がらなかったのが残念。