「天穂のサクナヒメ」、稲作の作り込みがすごいということで発売当時話題になっていて気になっていたのですが、やっとプレイ! 「米は力だ」というキャッチコピーからしてインパクトありますよね。
※ 以下、ネタバレ注意
主人公であるサクナは、名だたる武神の娘であり、親の財産を食いつぶしながらぐうたらな生活を送っていました。
しかし、ある日神界に侵入してきた人間を追う中で、主神カムヒツキへ献上される米や酒をまるごと吹き飛ばしてしまいます。
カムヒツキの怒りに触れたサクナは、神界を追放され、侵入してきた人間たちとともに鬼島へと赴いて、調査を行うことになったのだった……。
というのが本作の導入ですが、サクナのキャラが良い!
ぐうたらで怠け者であるにもかかわらず、くるくる変わる表情や仕草、声優の熱演もあってどこか憎めない。
献上品吹き飛ばしのについてはサクナ自身も巻き込まれた側であることもあって、ついつい応援したくなります。
もともと少人数で開発されたインディーズゲームということですが、とてもそうとは思えないほど、できが良く、アクション部分でもサクナがぬるぬると動きます。 羽衣の操作にちょっと癖があるので慣れるまでに時間が掛かりそうですが、羽衣であちこち飛び回るのが楽しい。
そして何より稲作! ゲーム的な簡略化はされているものの、苗植えから水量の調整、雑草抜き、収穫、乾燥、脱穀、籾摺りと細かく工程が別れていて、ゲーム内時間の春から秋にかけてじっくりと稲作に取り組んでいくことになります。 一年目で右も左も分からない状態だったこともあり、「いまいち」という評価でしたが、手塩をかけて育てた稲から米が完成したときの感動は一入です。
米の評価を見て、米の出来に影響する要素が非常に多いことにびっくり! とはいえ、ゲーム内でアドバイスと言う形でヒントが出されるので、米の作り方を知らなくてもそこそこやっていけそう(ガチろうとするともっと頑張らないといけないでしょうが……)。 米の出来がサクナの能力の成長にも直結しているので、来年はもっと頑張ろう!