炬燵の中でゲーム三昧

ゲームのプレイ雑記やあれこれ

わるい王様とりっぱな勇者 ひとくち感想

 勇者を目指す「ゆう」と、彼女を見守る「王様」の心温まる物語(たぶん)をなぞる RPG。

 「嘘つき姫と盲目王子」と制作チームが同じで、精神的続編に当たるのかな? 「嘘つき姫と盲目王子」が好きで購入。 絵本のような柔らかいイラストと、読み聞かせのようなナレーションによって紡がれるやさしい物語が魅力的。 メインはもちろん、サブクエストのストーリーもしっかり作り込まれていて、あたたかくもちょっと切ない物語が涙腺を刺激してくる。 音楽も前作と同様すばらしく、サントラも購入。

 ゲーム部分はオーソドックスなコマンド式 RPG。 物語がメインのゲームかなと思っていたら、意外と歯ごたえがあって、技の相性や範囲、アイテムの使用のタイミングを考えないと全滅しそうになる。 エンカウント率が高く、戦闘中のテンポがやや悪いのが気になるものの、システム自体は結構好き。

 一方で、ゲーム全体のテンポがとにかく悪い。 先に挙げたエンカウント率や戦闘のテンポも問題だけど、なにより移動がきつい。 プレイ時間の大半が移動じゃないかと思うくらい移動時間が多い。 もともとの移動スピードが遅く、ワープポイントが少ない割に、マップが広い。 サブクエストで同じマップを何度も行き来することになるのもあり、かなりストレスのだった。 結局、半分くらい進めたかなというあたりで挫折。