炬燵の中でゲーム三昧

ゲームのプレイ雑記やあれこれ

ヒューマン・リソース・マシーン #1 ファーストインプレッション

 ずっと気になっていた「ヒューマン・リソース・マシーン」。 これがとても面白い!

 アセンブラでプログラムを組むパズルゲーム。 C 言語や Java のような高級言語と異なり、使える命令が非常にシンプル。 分岐一つとっても、自由に条件を設定することができず、0 か否か、負の数か否かの分岐に落とし込む必要があります。 それ故に、個別の言語の知識よりもアルゴリズムそのものの知識や考え方が重要そう。 そういった制約の中で、与えられた課題に対してどうプログラムを組むのか考えるのが非常に楽しいゲームです。 作成したプログラムの挙動はプレイヤーキャラが動いて再現してくれるので、純粋に見ていて楽しいし、間違いが見つけやすいのも良いポイント。

 初歩的な課題から始まり、段々と使える命令が増え課題が複雑になっていくので、プログラミングやアルゴリズムの知識がなくてもプレイすることは可能かなと。 クリアするだけなら、早い人は数時間くらいではないかと思います。 一方、課題ごとに設定されたサイズ(プログラムコードの行数)、スピード(プログラムの実行ステップ)目標を達成しようとすると、途端に難易度が跳ね上がります。 コードとにらめっこしながら数十分考え込むこともしばしば。 それがまた妙に中毒性があって、ついついプレイしてしまいます。

 課題の合間に語られるストーリーはフレバー程度のさらっとしたものですが、ほんのりディストピア感が合って良い雰囲気です。

 散々既出だとは思いますが、PC のプログラミング系ゲーム「SpaceChem」や「Opus Magnum」と系統が似ています。 本作を面白く感じた人はそちらに手を出してみるのも良いかも(難易度は圧倒的に高いですが)。