炬燵の中でゲーム三昧

ゲームのプレイ雑記やあれこれ

アナザーコード 2つの記憶 感想

- 満足度:    ★★★★ 4.0

- 総評:     ★★★★ 4.0

- ストーリー:  ★★★★ 4.0
- キャラクター: ★★★★ 4.0
- グラフィック: ★★★☆ 3.5
- 音楽:     ★★★★ 4.0
- システム:   ★★★☆ 3.5

 アシュレイが 14 歳となる夏、死んだと聞かされていた父から小包が届く。 小包と一緒に送られてきた手紙に導かれ、アシュレイは父と会うためブラッド・エドワード島へ向かう。 港に姿を見せない父を探して島を探索するうち、アシュレイはディーと名乗る幽霊に出会い、彼の失われた記憶を取り戻す手伝いをすることに。 父の行方とディーの記憶を辿る中で、島に隠された謎が少しずつ明らかになっていき……。

 アシュレイの父の謎、そしてブラッド・エドワード島の謎という二つの謎に迫っていく推理アドベンチャー。 DS の機能を活用した謎解きやテキスト、演出がよく練られていて、少しずつ謎が解き明かされていく過程がとても楽しめました。

 ゲームとしては、マップ上の気になる場所を調べ、謎解きを行っていくシステム。 DS 初期に発売されたゲームだけあって、2 画面表示やタッチペン操作、マイクなど DS の機能を最大限に生かした謎解きが特徴。 ヒントが適度に散りばめられていることもあって難易度は易しめ。 ただ、真エンディングに到達するための条件が若干シビアで攻略情報なしだと結構苦労するかも?

 ストーリー部分は、推理小説を呼んでいるみたいで、淡々としたテキストの中に、ストーリーの奥深さ、キャラクターの魅力が感じられました。 まず、アシュレイがかわいい! 喜怒哀楽がはっきりしていて、それでいてどこか放っておけない可愛らしさ。 気難しげな船頭とアシュレイが仲良くおしゃべりをするシーンだったり、アシュレイが見せる弱気な部分をディーが励ますシーンだったり、一つ一つのシーンが丁寧に描かれていて良かったです。 また、徐々に明らかになっていくブラッド・エドワード島の過去についても、本当に推理小説を呼んでいるみたいで楽しめました。 BGM も物語や舞台となる屋敷の雰囲気に合っていて良かった。

 結構昔のゲームなのでグラフィックやシステムの粗さはありますが、良質なミステリーを楽しめる良作。

プレイ状況:真エンディング到達

プレイ時間: 約 8 時間半