「Tlicolity Eyes -twinkle showtime-」(Nintendo Switch、PC(分作))
オトメイト(アイディアファクトリー)
(女性向け恋愛アドベンチャー)
- 満足度:★★★★ 4.0
- 総評:★★★★ 4.0
- シナリオ:★★★☆ 3.5
- キャラクター:★★★★ 4.0
- イラスト:★★★★☆ 4.5
- システム:★★★★ 4.0
良かった点:
さっくりと楽しめる三角関係恋愛コメディ、短いながらもきれいにまとまったシナリオ、キャラクターデザイン・イラストのクオリティが高い
悪かった点:
良くも悪くもシナリオが浅く、ツッコミどころが多い
プレイ状況:
エンディング、CG フルコンプ
プレイ時間:
共通ルートが 1、2 時間、個別ルートが 1、2 時間、フルコンプで 15 時間程度
作品情報
『Tlicolity Eyes -twinkle showtime-』は 2018 年に vol. 1 ~ vol. 3 の分作でオトメイトにより発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲームで、選択肢によって分岐していく、シンプルなノベルアドベンチャーゲームです。2019 年には全三巻が一本のゲームとして Nintendo Switch に移植されており、今回プレイしたのはこちらの移植版です。キャストは、
- 翠川チヒロ:小野友樹
- 小野沢マサト:前野智昭
- 仙波ワタル:柿原徹也
- 望月ヨウスケ:梅原裕一郎
- 榊原コウ:松岡禎丞
- 榊原ユウ:木村良平
物語
舞台は、現代からほんの少し未来の話。人口の三割程度が「能力」を持つ世界。このゲームの主人公たちは、他人のステータスを一時的に増強させる代わり、異性に使うと相手を「トリコ」にしてしまうという副作用のある能力を持っていて……。
さっくりと楽しめる三角関係恋愛コメディ
あらすじからも分かる通り、ファンタジー要素のある恋愛コメディで、明るくサクッと楽しめます。綺麗なイラスト、豪華な声優陣も相まってキャラクターがとても魅力的です。また、各巻ごとに主人公が異なるのも特徴で、それぞれ個性があり魅力的なヒロインとなっています。前情報からシナリオには全く期待していなかったのですが、思いのほか起承転結がしっかりしていて、短いながらもまとまっていました。このゲーム単体でみるとシナリオが薄めなのは否めないので、シナリオを重視する人にはあまり勧められませんが。Vol. 1 が一番シナリオがしっかりしていて、Vol. 2、Vol. 3 とあとの巻にいくにつれ、シナリオよりもキャラクターの比重が大きくなっていった印象。個人的には、シナリオなら Vol. 1 が、キャラクターなら Vol. 3 が好きです。
それから、目玉(?)のトリコリティモードでは、とにかく甘い口説き文句を聞ける上に、好感度によって台詞が変わるなど、バリエーションも意外にあるので、好きな声優がいる人などは楽しめると思います。
まとめ
明るく手軽に楽しめる恋愛コメディで、とても楽しめました。シナリオはあっさり風味ではありますが、パッケージからしてシリアスさや重厚さは求めていなかったので、良い意味で予想を裏切らない、期待通りの作品でした。
とはいえ、本作の良さ魅力についてはイラストや声優が占める割合が大きめなので、そこに魅力を感じないのであれば無理にプレイする必要はないかも。個人的には、イラストがとても好みで、好きな声優もいたので、とても楽しまました。
※ 以下、ネタバレありの個人的な感想です。
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