炬燵の中でゲーム三昧

ゲームのプレイ雑記やあれこれ

Tlicolity Eyes -twinkle showtime- 感想

Tlicolity Eyes -twinkle showtime-」(Nintendo Switch、PC(分作)) 
オトメイト(アイディアファクトリー)
(女性向け恋愛アドベンチャー)  

Tllicolity Eyes -twinkle showtime- Switch

Tllicolity Eyes -twinkle showtime- Switch

  • 発売日: 2019/07/18
  • メディア: Video Game
 

 

- 満足度:★★★★ 4.0

- 総評:★★★★ 4.0

- シナリオ:★★★☆ 3.5
- キャラクター:★★★★ 4.0
- イラスト:★★★★☆ 4.5
- システム:★★★★ 4.0

良かった点
さっくりと楽しめる三角関係恋愛コメディ、短いながらもきれいにまとまったシナリオ、キャラクターデザイン・イラストのクオリティが高い

悪かった点
良くも悪くもシナリオが浅く、ツッコミどころが多い

プレイ状況
エンディング、CG フルコンプ

プレイ時間
共通ルートが 1、2 時間、個別ルートが 1、2 時間、フルコンプで 15 時間程度

作品情報

Tlicolity Eyes -twinkle showtime-』は 2018 年に vol. 1 ~ vol. 3 の分作でオトメイトにより発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲームで、選択肢によって分岐していく、シンプルなノベルアドベンチャーゲームです。2019 年には全三巻が一本のゲームとして Nintendo Switch に移植されており、今回プレイしたのはこちらの移植版です。キャストは、
- 翠川チヒロ:小野友樹
- 小野沢マサト:前野智昭
- 仙波ワタル:柿原徹也
- 望月ヨウスケ:梅原裕一郎
- 榊原コウ:松岡禎丞
- 榊原ユウ:木村良平

物語

 舞台は、現代からほんの少し未来の話。人口の三割程度が「能力」を持つ世界。このゲームの主人公たちは、他人のステータスを一時的に増強させる代わり、異性に使うと相手を「トリコ」にしてしまうという副作用のある能力を持っていて……。

さっくりと楽しめる三角関係恋愛コメディ

 あらすじからも分かる通り、ファンタジー要素のある恋愛コメディで、明るくサクッと楽しめます。綺麗なイラスト、豪華な声優陣も相まってキャラクターがとても魅力的です。また、各巻ごとに主人公が異なるのも特徴で、それぞれ個性があり魅力的なヒロインとなっています。前情報からシナリオには全く期待していなかったのですが、思いのほか起承転結がしっかりしていて、短いながらもまとまっていました。このゲーム単体でみるとシナリオが薄めなのは否めないので、シナリオを重視する人にはあまり勧められませんが。Vol. 1 が一番シナリオがしっかりしていて、Vol. 2、Vol. 3 とあとの巻にいくにつれ、シナリオよりもキャラクターの比重が大きくなっていった印象。個人的には、シナリオなら Vol. 1 が、キャラクターなら Vol. 3 が好きです。

 それから、目玉(?)のトリコリティモードでは、とにかく甘い口説き文句を聞ける上に、好感度によって台詞が変わるなど、バリエーションも意外にあるので、好きな声優がいる人などは楽しめると思います。

まとめ

 明るく手軽に楽しめる恋愛コメディで、とても楽しめました。シナリオはあっさり風味ではありますが、パッケージからしてシリアスさや重厚さは求めていなかったので、良い意味で予想を裏切らない、期待通りの作品でした。

 とはいえ、本作の良さ魅力についてはイラストや声優が占める割合が大きめなので、そこに魅力を感じないのであれば無理にプレイする必要はないかも。個人的には、イラストがとても好みで、好きな声優もいたので、とても楽しまました。

 

 ※ 以下、ネタバレありの個人的な感想です。

 

続きを読む

ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉 その5

 『ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉』、ついにクリアー!

 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

続きを読む

ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉 その4

 『ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉』、だんだん物語の核心に近づいていっている感じがして、とても先が気になります。

 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

続きを読む

ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉 その3

 『ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉』、引き続きプレイ中。

 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

続きを読む

片恋いコントラスト collection of branch 感想

片恋いコントラスト collection of branch」(Nintendo Switch、PC(分作)) 
オトメイト(アイディアファクトリー)
(女性向け恋愛アドベンチャー)

片恋いコントラスト -collection of branch - Switch

片恋いコントラスト -collection of branch - Switch

  • 発売日: 2019/08/22
  • メディア: Video Game
 

 

- 満足度:★★★★ 4.0

- 総評:★★★☆ 3.5

- シナリオ:★★★☆ 3.5
- キャラクター:★★★☆ 3.5
- イラスト:★★★☆ 3.5
- システム:★★★★ 4.0

良かった点
丁寧な恋愛描写、学園もの王道恋愛少女展開が楽しめる

悪かった点
スチルのクオリティがやや低い

プレイ状況
エンディング フルコンプ

プレイ時間
一周 5 ~ 7 時間、フルコンプで 20 時間程度

作品情報

片恋いコントラスト collection of branch』は 2018 年に第一巻 ~ 第三巻の分作でオトメイトにより発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲームで、選択肢によって分岐していく、シンプルなノベルアドベンチャーゲームです。2019 年には全三巻が一本のゲームとして Nintendo Switch に移植されており、今回プレイしたのはこちらの移植版です。キャストは、
- 椎葉亜樹那:緑川光
- 樫永和兎:日野聡
- 檜渡鈴太郎:近藤隆
- 桐阪保:森田成一
- 楠見清孝:鳥海浩輔
- 楡居凪:吉野裕行

物語

 本作は、中高一貫校を舞台とした学園恋愛もので、高校に進学したての人付き合いが苦手な主人公、冴子(名前変更可能)が、大好きなラジオ番組をきっかけに、新たな出会いを経験することになります。

少女漫画的な王道展開と丁寧な恋愛描写

 往年の少女漫画を思い出せる少女漫画的な王道のシナリオとなっています。特筆すべきは、非常に丁寧な恋愛描写、心情描写で、等身大のキャラクターたちによる思春期特有のもどかしさ、ままならなさに振り回される恋愛模様が本当にプレイしていて楽しかったです。冴子はどちらかというとネガティブなタイプなのですが、思春期を経験してきた人なら共感できるんじゃないかな?という等身大な悩みや不安を抱えた女の子として描かれていて、見ていてもどかしいながらも感情移入してしまう絶妙さが良かったです。

 とはいえ、少女漫画が苦手な人はとことん合わないと思うので注意。

二つの恋からなる物語

 本作で特徴的なのが、その物語の構成となります。恋愛アドベンチャーでおなじみの個別ルートが存在せず、「初恋編」、「傷恋編」の二つの恋を経て、選んだ選択肢に寄って結ばれる相手と結末が変わってきます。個別ルートはないものの、「初恋編」、「傷恋編」でそれぞれの攻略対象への想いや関係性の変化が丁寧に描かれており、冴子が相手に惹かれ揺れ動く様子が伝わってきて、とても楽しめました。基本的な物語の流れは変わらないのに、冴子の選択によって結末が変わってくるというのも、木の枝葉のように広がる可能性から、自分で未来を掴み取るという感じで好きです。

個人的に気になった点

 不満らしい不満はあまりないのですが、強いて挙げるのならスチルのクオリティがやや低いように感じました。パッと見てバランスが悪いように感じるスチルが多かったです。立ち絵の方は綺麗なだけに少々気になりました。

まとめ

 少女漫画的な恋愛アドベンチャーというコンセプトがはっきりとしていて良かったです。思春期特有のもどかしさにもだもだしながらも、丁寧な心情描写で物語に入り込め、とても楽しめました。物語の面白さは、シナリオの壮大さや、キャラクターの個性の強さだけじゃないんだなぁとしみじみ。

 

 ※ 以下、ネタバレ有りの個人的な感想になります。

 

続きを読む

ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉 その2

 『ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉』、引き続きプレイ中。

 

 

 ※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

続きを読む

ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉 その1

 PS4 版『ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉』をプレイし始めました。もともと Nintendo DS で発売されたゲームで「極限脱出」シリーズの一作目。脱出ゲームとノベルアドベンチャーを合わせたゲームです。

 極限脱出とあるように、9 人の男女が沈みゆく船の中に閉じ込めらた極限状態からの脱出が目的となっています。物語が展開するアドベンチャーモードと、謎を解く脱出パートとを交互にプレイしていくことになります。ノベルアドベンチャーとして、緩急のある展開で惹き込まれ、9 人のキャラクターもそれぞれ個性があって魅力的です。脱出ゲームの難易度は低め(主人公や登場キャラクターがかなりヒントをくれる)ですが、物語を楽しむのを邪魔しない程よい調整になっていると思います。

 

 

 ※ 以下、ネタバレが含まれますので、ご注意ください。

 

続きを読む