暁月のフィナーレのメインストーリー、万魔殿パンデモニウム(辺獄編)のネタバレを含みます、ご注意ください。
※ パッチ 6.01 時点の記事です。
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ファイナルファンタジーXIV の拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」が遂にアーリーアクセス開始になりましたね! 去年の暮れ頃に FF14 を始め、暁月に間に合うようにメインストーリーを駆け抜けて来ましたが、間に合って良かった……! 漆黒のヴィランズの追加パッチ分のストーリーまでクリアしたのが 11 月の終わりくらいだったので、本当にギリギリでした(発売日延期がなかったら正直間に合わなかった……)。
早速 12/3 の夜から暁月のフィナーレをプレイ開始。 更新データのダウンロード、インストールを終わらせていざログインしようと思ったら 607 人待ちと出てびっくり。 さすがに拡張パッケージ解禁直後は人が多いですね。 結局 40 分くらい待ってやっとログインできました。 リアルタイムでストーリーを進行していくのはこれが初めてになりますが、クエスト受注場所が滅茶苦茶混雑していたりして、オンラインゲームならではのお祭り感があって楽しい。
単にストーリーが追加されただけでなく、システムにも色々と調整が入っていて遊びやすくなっていますね。
帯装備廃止にはびっくりしたけれど、もともと見た目に反映されず中途半端な立ち位置だったのでちょうど良い感じ。
デノミネーションの延長線上だと思いますが。
アーマリーチェストの武器枠、指輪枠が増設されたのはかなりありがたい。
武器はジョブごとに用意しないといけないし、指輪は装備枠二つ分必要だしで、常にカツカツだったので。
都市内テレポで地図が表示されるようになったのも地味に嬉しい。
新規エリア追加に伴い、テレポ代がますます高くなっていますが……。
採集アイテムの HQ 廃止については、ギャザクラをあまりやり込んでいないからいまいちピンと来ないなぁ。
アイテム枠を圧迫しなくなったのは嬉しいけれど。
※ パッチ 6.0 時点の記事です。
以下、ネタバレ注意。
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- 満足度: ★★★★ 4.0
- 総評: ★★★★ 4.0
- ストーリー: ★★★★ 4.0
- キャラクター:★★★★ 4.0
- グラフィック:★★★☆ 3.5
- システム: ★★★☆ 3.5
沈みゆく船に閉じ込められた極限状態において、9 人の男女が脱出を図る謎解きアドベンチャー。 ゲームは物語が展開するノベルパートと謎を解く脱出パートに分かれており、それぞれのパートを交互にプレイしていくことになります。
9 人の男女がなぜ船に閉じ込められたのかといった物語としての謎や、極限状態における登場人物たちの行動、緊張感のあるシナリオが魅力的で一気にプレイしてしまいました。
登場する 9 人の人物たちが、それぞれ個性がはっきりしていて魅力的なのも物語を引き立てていています。
よく動く立ち絵イラストや声優による演技も良かった。
物語の軸に SF やオカルト的な要素が含まれていて、シナリオもやや力技っぽく感じるところがあるので好みが分かれるかもしれませんが、それを差し引いても余りあるシナリオ構成で、序盤の緊張感のある展開から、終盤にかけての伏線の回収とクライマックスの盛り上がりは素晴らしかったです。
特に、周回による物語のループとシナリオが密接に絡んでくるギミックや、過去と未来がリンクする場面(ネタバレ反転)はすごいとと思わず唸ってしまいました。
脱出パートは、昔ながらのシンプルなポイントクリック型脱出ゲーム。
難易度は易しめで、登場人物が要所要所でヒントを出してくれるため、ストレスなく進められるかなと思います。
脱出ゲームに慣れた人だと物足りないかもしれませんが、物語がメインのゲームなので、ストーリー進行を邪魔にならない程度の難易度でちょうど良かったです。
今回プレイした PS4 版は、もともと DS ソフトとして販売されていたゲームが移植されたものですが、フローチャートや早送り機能など、アドベンチャーゲームに必要な機能は一通り揃っていて、エンディング回収のための周回もストレスなく進めることができました。
ただ、一部 DS 向けにチューニングした謎解きがそのまま移植されてヒントが非常に分かりづらくなっているところがあったのが難点。
総評としては、シナリオのよくできた脱出ゲーム+ノベルアドベンチャーで非常に楽しめました。
プレイ状況:PS4 版で全エンディング回収
プレイ時間:約 15 時間半
- 満足度: ★★★☆ 3.5
- 総評: ★★★★ 4.0
- ストーリー: ★★★☆ 3.5
- キャラクター:★★★☆ 3.5
- グラフィック:★★★★★ 5.0
- ゲーム性: ★★★★☆ 4.5
- システム: ★★★★ 4.0
舞台は、デス・ストランディングという謎の現象により世界が都市が崩壊し、人々が分断されたアメリカ大陸。 プレイヤーは、伝説のポーター(配送人)と呼ばれる主人公サムとなり、人々の繋がりを再び取り戻すため、配送人としてアメリカ大陸を横断する旅に出ることになります。
ポーターとなって配送を行うという、非常にユニークなゲーム。
配送という一見すると単純な作業が、ゲームとしてよく練り込まれていて、非常に中毒性が高くなっています。
配送と一口に言っても、単純に荷物を持って目的地まで移動するだけではなく、そこに様々な制約がかけられています。
サムが同時に運べる荷物の重量の限界、荷物には大きさや重心、配送路の障害など……。
そういった制約があるからこそ、どの荷物を運ぶか、それらをどうやって、どの経路で運ぶのか、無事に配送を終えるためにどんな道具、装備が必要かなど、様々な選択肢が生まれ、そういったプレイヤー自身が考え、選択を行っていくことがゲームとして非常に面白い部分となっています。
また、レベルデザインが非常に秀逸。
ストーリーの進行や各配送先の親密度に合わせて新しい装備や設備が次々と解禁され、飽きさせない作りとなっています。
ゲーム開始直後は徒歩で荷物を運ぶしか手段がなく、一度に背負える荷物の量も少なくてストレスも多い。
しかし、ゲームの進行とともに、バイクやトラックといった大量に荷物を運ぶことのできる乗り物、背負える荷物の量を増やしたり、走るスピードを上昇させたりする装備品、都市から都市を繋ぐ国道などが少しずつ解放されていったり。
始め苦労していたのが嘘のように快適になっていくとともに、サムの成長として大きな達成感に繋がっています。
一方で、ゲームのレベルデザインが大きく開発者に依存していることにもなり、他のゲームのようなレベルアップやプレイヤースキルの向上による成長が感じにくく、ある程度要素が解放しきってしまった後半以降は、プレイ感が変わらず飽きを感じやすくなるように思いました。
あとは、配送がメインのゲームなので、戦闘要素に期待すると肩透かしを食らうかなとは。
人と人との繋がりがテーマとなっていて、世界観もそれを踏襲しているため、「人を殺すこと」についてメリットがない。
それどころか、明確なデメリットが用意されています。
公式の見解だったかは忘れましたが、既存の FPS などの「人を殺す」ゲームに対するアンチテーゼ、メタフィクション的な要素が含まれているというのをどこかで目にした記憶が……。
そのためか、(おそらく意図的に)戦闘部分が退屈にデザインされていて、単純に面白くないです。
ストーリーは近未来 SF。
デス・ストランディングにより崩壊したアメリカ大陸で、都市と都市を結びつけ、人々の繋がりを取り戻していくという物語。
人々の繋がりが絶たれたという世界観と配送というゲーム性が上手くリンクしていて、違和感なくゲームない世界に入り込めます。
フィールドを彩る自然などの美しいグラフィックや、リアルで迫力のあるムービーも必見。
また、ノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセンなどの実在の有名俳優が起用されており、大きな見どころとなっています(実際購入動機の 5 割ぐらいがマッツ・ミケルセンだったりします)。
一方で、テーマ性を全面に押し出したストーリー展開やムービーの長さ、説明台詞の多さ、登場人物の描写の淡白さなどは人を選ぶかなと思います。
「繋がり」というのが本作の主要になっているのですが、その重要性が常にサム(ひいてはプレイヤー)に対して提示されため、とにかくくどい。
せっかくのムービーやイベントシーンも説明台詞が大半だったりして、世界観の掘り下げには成功しているものの、ストーリーやキャラクターの掘り下げは薄いのが残念。
総評としては、とにもかくにも人を選ぶゲーム。
ゲーム面では、(ゲームとして非常に練り込まれていはいるものの)配送という単純作業に対してやりがいや達成感を感じられるか。
ストーリー面では、「分断された人々を繋ぐ」というテーマ性、独特のストーリーテリングに共感できるか。
個人的には、配送ゲームとしての側面は非常に楽しめたのですが、作品のテーマ性とそのくどさ、ストーリーやキャラクター描写の淡白さがとにかく合わなかったです。
練り込まれた世界観や俳優の細かな表情や仕草まで緻密に再現したグラフィックには本当に素晴らしく、プレイ開始直後はワクワクしながら進めていた(オープニングムービーのワクワク感はすごかった)のですが、だんだんテンションが下がっていくのが辛かった……。
後半はプレイ意欲が無くなる前にクリアしようとやや駆け足でのプレイでした。
プレイ状況:
PS4 版でストーリークリア
プレイ時間:
クリアまでのプレイ時間 約 69 時間
クリア時トロフィー獲得率 72%